Vivo iQOO 9Tを使ってみた感想

概要

  • iQOO 9Tを買ったよ
  • スペック高いよ
  • ピュアアンドロイド派にとってメチャクチャ使いやすいよ

スペック

  • 大きさ・・・165 x 77 x 8 mm, 206 g
  • 画面情報1・・・AMOLED, 1B colors, 120Hz, HDR10+, 1500 nits (peak)
  • 画面情報2・・・1080 x 2400 pixels, 20:9 ratio (~388 ppi density)
  • OS・・・Android 12, Funtouch 12
  • SoC・・・8+ Gen1 256GB/12GB(+4GB zRAM) UFS 3.1
  • カメラ1・・・50 MP, f/1.9, (wide), 1/1.57″, 1.0µm, PDAF, OIS
    カメラ2・・・12 MP, f/2.0, 47mm (telephoto), PDAF, 2x optical zoom
    カメラ3・・・13 MP, f/2.2, 16mm, 120˚ (ultrawide)
  • イヤホンジャックなしステレオ
  • 他情報・・・802.11 a/b/g/n/ac/6, dual-band, Wi-Fi Direct, hotspot
  • Bluetooth 5.2, A2DP, LE, aptX HD, aptX Adaptive
  • GPS Yes, with A-GPS, GLONASS, GALILEO, BDS, QZSS
  • NFC Yes
  • 赤外線ポート Yes
  • Radio FM radio
  • USB USB Type-C 2.0, USB On-The-Go
  • おサイフケータイ, SDカード, ワイヤレス充電・・・なし
  • バッテリー・・・4700 mAh, 120W, 50% in 8 min, 100% in 19 min
  • デザイン・・・白(BMW), 黒

なぜこれを買ったのか

  • 爆速充電できるスマホが欲しかった
  • ピュアアンドロイド(Xperia・Zenfone・ROGPhone・AQUOS・Pixelのような純粋なAndroidOS)のスマホが欲しかった(Xiaomi・OPPO・Oneplus・Samsungのようなメーカー独自のカスタムが好きではなかった)
  • VoLTE・日本語にデフォルトで対応していてほしかった(Morelocale2とかめんどくさい)

比較対象

  • Zenfone 8(16GB/256GB、JP)
  • ROG Phone 5
  • Xperia 10IV
  • Mi 10 Ultra
  • iPhone Xs Max

評価できる点

①充電速度が優秀

なんといっても120Wを謳っているだけ速い。とにかく速い。

愚痴になって申し訳ない。
以前にMi10Ultraを購入したことがあるが、あちらは実質66W(200Vに昇圧しても78W)程度しかでておらず、また発熱もひどくすぐに充電制限がかかっていた。『5分で41%、23分で100%充電』を謳っている割には遅いなあ、という印象があった。
またZenfone8も公称30Wで実質20W、ROGPhoneも公称65Wの実質45Wとはっきりいって満足できるものではなかった。
そしてこの3機種、いずれも使いながらだと著しく充電速度が落ちるのである。上に書いたものは画面オフ時の話であり、例えばMi10Ultraはすぐに温度が上がってしまい、2倍程度の時間がかかった記憶がある。またROGPhone5は18W、Zenfone8に関しては8W程度でしか充電されず、繋ぎっぱなしで使おうものなら2時間はかかる有様だった。(厳密には最初の1分程度だけ画面オフ時同様の速度で充電できる。)

ところがこの機種、100Vコンセントでもなんと画面オフ時に84W、画面オン時でも66Wの速度で充電できるのだ。また公式サイトの『8分で50%、20分で100%』を実際に検証したのだが、なんと8分で53%、19分で100%と期待以上の速度だった。嘘をつかない会社は好印象である。
発熱も床に直置き、ケースを付けた「放熱に何も気を配っていない」状態で28℃→41℃までしか上がらず、体感全くと言っていいほど熱くなかった。これは8W充電時のZenfone8とほぼ同じレベルである。

というか同じ『独自規格、120W充電』でここまで差が出るのかと驚いてしまった。Mi10Ultraは特に発熱が凄かったが、それ以上に9Tは熱を持たないのである。そもそも普段遣い時に温度が35℃を超えることが殆どなく、それ自体評価できる。(888と8+ Gen1の差か?)

ただしPD規格やQC規格では12~18W程度なので、至って普通の速度となる。(といってもXperia10iiiやiPhoneXsMax並み、と考えればまあまあ速いが)

②軽い

208gでどこが軽いんだよ、と言われそうではあるが、正直面積がでかいので不思議と重く感じない。ROGPhone5は普段遣いには少し重いが、こちらは支障なく使える。30gの差は大きい。

そういえば何かと話題のバルミューダフォンは小さい割に重く感じた。大事なのは重さ/面積な気がする。

③(日本で)使いやすい

ここではできたことを書いていく。私見ではあるが、おそらく『海外スマホ』の中では群を抜いて日本で使いやすいと感じる。

  • 起動画面から日本語が選べる
  • 設定やメニューなども完全に日本語化されている
  • 『怪レい中华フオソ卜』ではない、普通のフォント
  • Playストアは初めから入っている、独自ストアから入れなきゃ・・・とか、そもそも入ってないとかそういう悩みすらない
  • 銀行系アプリも動作する(三井住友、三菱UFJで確認)
  • linepayでのバーチャルVisaカードによる非接触Google Payが使える
  • NFCがあるのでマイナンバーカードの読み取りに対応(マイナポータル、ワクチン証明アプリで確認)
  • 今大人気のahamo、povo2.0が使える
    • そもそも中華スマホはVoLTE開放がものすごく面倒なことがある
    • AU系はVoLTEが使えても規格が特殊なため通話できないことがある、グロ版ROGPhone3等
    • ahamoはAPN設定すら自動で当たった。povo2.0も公式サイトの手順通りで普通に使える。
    • 両方さしているが両方着信発信可能
  • コンセントは100Vで最大出力が出る
    • Mi10Ultraは200Vでないと公称値が出ない仕様だった
    • ただし付属品はSEタイプのコンセントなので別途日本のコンセントに変換するアダプターがいる(変圧は不要、電気屋で300円ほど)
      • ただそもそも中華プラグは大体日本で使えても穴が空いていないので、それはそれで怖いというのはあった。こちらは変換後がしっかりプラグにロック穴があるので安定する。
  • マスクあり顔認証、顔認証、画面内指紋認証に対応
    • 爆速である
  • 設定は必要だが、ZenUIのようにホーム画面ならどこからでもクイック設定パネルが呼び出せる。一発で明るさ変更スライダーが出てくる
  • Android12特有の見にくいクイック設定パネルではなく、11のときのような見やすいクイック設定パネル(最高!!!)
  • Adguard、BatteryMixのような常駐型アプリがちゃんと動く
    • OSがカスタマイズされすぎているとまともに動かないことがある、MIUIとか
  • ベンチマークは写真撮ったあとにでもやります、正直8+Gen1で調べたほうが早い気がします。

④その他

  • 肝心の写真をあいにく撮り忘れていたので追々追加予定だが、とても良い写真がとれる
    • AI検出、夜間撮影は神レベル
    • あとシャッター音が日本でも消せる!!
  • RAMが4GB増やせるので、実質16GBとして楽しめる
  • ゲーム時通知オフなどのゲームモードも存在
  • 大正義120Hz、それでいてバッテリーはぶっ続け使用で10~14時間ほども持つ(Zenfone8は同様の設定で4~5時間ほどしか持たない)、体感Xperia10IV並~それ以上に持つ。
  • 良くも悪くもカスタマイズされていない方であるFuntouchOS12のおかげで逆に日本人には使いやすい?LINEの通知もちゃんと来る。
    • ブラウザやFacebookなどのプリインストールアプリはADB AppControlというソフトで消せるので問題ない。Vivoのアカウントも全く使わない。
  • 写真のデータ移行が楽
    • 旧スマホに専用アプリを入れるだけ、写真の並び順なども完璧。
  • おサイフケータイ・イヤホンジャック・SDカードはない。USB2.0なのも残念
    • おサイフケータイはLinePayのバーチャルVisaでなんとかなる
      • 私はRakuten miniの中古+povo2.0のesimをスイカ代わりに購入した、所詮数千円。
    • イヤホンジャックは変換アダプタを使うしかない
      • ただしそもそも充電時間はほぼないので、むしろ充電口をイヤホンジャック代わりと考えればいいのでは?計測した限り13.5分で1%→80%になるので充電しながら曲を聞くこと自体殆ど起こり得ない気がする。
    • USB2.0なのでファイル転送は少し遅い。でもどこかの12~29万もする最新りんごスマホだって2.0なのでヨシ!(それにちゃんとType-Cだし!)
  • カメラそんなに出っ張ってない
  • ケースついてる、フィルムはってある、ヨシ!
  • 見た感じiQOO10とハード同じじゃね疑惑はある
    • あっちはOSがゴリゴリカスタマイズされているので注意、VoLTEすら怪しい。しらんけど。
    • iQOO10Proは200W充電らしいが、100Vの日本だと120Wに制限がかかるので意味がない気がしている。

⑤まとめ

  • ほぼほぼ万人におすすめできる
  • XperiaやZenfoneからでも乗り換えやすい
  • 日本語、VoLTE、Playストア、銀行アプリなどの中華スマホ特有の悩みが一切ない

⑥購入先・その他リンク

  • まめこmobile様(公式サイト)
    • ツイッター(ここ)
    • 公式のLINE(ここ)
    • 数年前からお世話になっている業者さん、基本対応が速く、やり取りするスタッフも日本語が通じるので安心。手数料も(個人的には)良心的に感じる
      • 某中華サイトb◯nggo◯dで買ったとき、対応に嫌な思いしたことがあるのでそれ以来中華サイトを使っていない、というのもある
    • お値段はiQOO公式で59,999インド・ルピー、執筆時相場で107,760円。今は公式8%OFFセール中につき98,780円
      • まめこmobile様価格では送料込み113,800円。(2022/8/28時点レート、今は円安が進みすぎてもう少し高くなるかも?)
        • ただはっきり言ってこれは買う価値がある。まず仕様以外のデメリットがない。(爆熱とか充電制限とかOSの制限とか)
    • よく商品にうなぎパイが入っている、割れすぎていたら揺れている証拠・・・になるのかな?静岡名物だが名古屋駅で普通に買えるとか言ってはいけない。
  • iQOO公式サイト(English)
  • 当ブログ主ツイッター

※現状、当サイトはこれらのサイトから一切のインセンティブを受け取っておりません。

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